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こんにゃく閻魔とは

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文京区の春日を歩いていると、こんにゃく閻魔という場所がありました。
源覚寺というお寺に安置されている閻魔像が、こんにゃく閻魔と言われている
そうです。

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右眼が黄色く濁っていることから、閻魔王が信心深い老婆に己の右眼を与え、
老婆は感謝のしるしとして“こんにゃく”を供え続けたそうです。
このことから、眼病が治るとして庶民の信仰を集めたそうです。

像は、あまりよく見えませんでしたが、ヒノキ材の寄木造りで、玉眼が嵌入
された優れたできばえで、運慶派の流れをくむ鎌倉時代の作らしいです。

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閻魔像の前には、こんにゃくが山のように供えられていることから、
今も多くの人の信仰を集めていることが分かります。

こんにゃく閻魔は、夏目漱石「こころ」(大正3年)の中で、若き日の「先生」
が大学への通学路にしていた所です。
  
十一月の寒い雨の降る日のことでした。私は外套を濡らして
例の通り蒟蒻閻魔を抜けて細い坂道を上がって宅へ帰りました。


また、一葉の『にごりえ』(明治28年)にも、描写されているそうですが、
二人ともこの近所に住んでいました。

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また、境内の一角には真っ白な塩に包まれた塩地蔵がありました。
塩地蔵は、歯痛治癒の信仰を集めているそうです。
歯痛の人は、塩を供えて祈り、完治の折には塩の量を倍にして
お礼参りをすることになっているそうです。

このように大量に集まった蒟蒻や塩はどのように利用されているのか
気になります。

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