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湯島の無縁坂と講安寺

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上野池の端の旧岩崎邸庭園の裏手にある坂が無縁坂です。

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岩崎邸庭園の赤レンガ塀が続く静かな坂です。

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坂名の由来を記した説明板によれば、

御府内備考」に、「称仰院前通りより本郷筋へ往来の坂にて、往古 
坂上に無縁寺有之候に付 右様相唱候旨申伝・・・」とある。

団子坂(汐見坂とも)に住んだ、森鴎外の作品「雁」の主人公岡田青年
の散歩道ということで、多くの人びとに親しまれる坂となった。

その「雁」に次のような一節がある。
「岡田の日々の散歩は大抵道筋が極まっていた。寂しい無縁坂を降りて、
藍染川のお歯黒のような水の流れ込む不忍の池の北側を廻って、
上野の山をぶらつく。・・・」

坂の南側は江戸時代四天王の一人・康政を祖とする榊原式部大輔の
中屋敷であった。坂を下ると不忍の池である。

 不忍の 池の面にふる春雨に  湯島の台は 今日も見えぬかも

                                岡 麓

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この無縁坂は昭和70年代にヒットした、さだまさし(グレープ)の歌
「無縁坂」の舞台となった坂だそうです。


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坂の中腹には、講安寺があります。 この講安寺は、将軍徳川家斉の
息女溶姫の生母であるお美代の方が明治5年77歳で亡くなるまでに
住んでいたそうです。

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講安寺の本堂は、外壁が漆喰で何度も塗り込められた土蔵造りが特徴です。
「火事に悩んだ江戸の人たちの防火対策の知恵」とのことです。

何気ない坂にさまざまな歴史があることを知りました。

foot今日も坂めぐり>>

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